Clubhouseクラブハウスの魅力と不安。面白い新感覚の音声SNS

2020年1月から日本のIT界隈やインフルエンサーの間で急激に話題になっている、招待性の音声メディア「Clubhouse」。IT系の人脈から招待を受けて1日2時間ほど使っている筆者。「よく分からない」というあなたのために解説します。

目次

1,クラブハウスとは
2,クラブハウスの面白さ
3,クラブハウスの不安
4,クラブハウスの招待をどう受けるか?
まとめ

1,Clubhouse クラブハウスとは

クラブハウスは米国発で爆発的に利用者伸びているアプリ。コロナによるパンデミックで、外出できない米国人の間で、「リアルタイムで」「気楽におしゃべりができる」利便性から広まった。まるで、様々な部活動の「部室」を覗き見て、面白そうなら、彼らの会話に割ってはいるようなイメージ。そして自分自身もすぐに「部室」を作って、誰かとおしゃべりすることもできる。まさに「Clubhouse」なわけです。

実際に同じテーマで集まる承認制の「club」もあります。日本語による「club」はほとんど解説されていませんが、英語では多種多様、IT、政治、女性、子育て、宗教…多種多様なものがあります。
2020年10月に米国で正式リリース。アイコンは都度、変化し、現在のアイコンの黒人男性は、ギタリストのBomani X氏。だけどこの方は有名人じゃなくて当初は1ユーザーだったそう。アイコンになってから有名になったようです。

2,クラブハウスの特徴

①メンバーは、さくっとリアルタイムで気楽に音声コンテンツを発信できる。ライブ性が非常に高い

何千のフォロワーがいる人も、入りたての人も誰でも気楽にすぐにルームを作成できます(フォロワー数が増えたら、クローズドのroomが開設できるよう)。
ルームと言うのはおしゃべりをするための部屋。そのルーム内には誰でも入れるようになっています。もしあなたがクラブハウスで発信しようと思ったらルームを作成し、喋り始めたらそれがもう世界中に配信されるわけです。そのボタン1つで世界に発信できる気軽さはとても魅力的ですね。

カレンダーマーク+を押すと、あなたも、すぐに「NEW EVENT」を自分が作ることができます。今のところ、インフルエンサーたちがb維持ネスや、社会問題について語ったりroomが人気ですね(1月末)。もちろん誰でもルームを開設できるので、誰かと一緒に時間を合わせて話すこともできます。

②そのリアルタイムのトークに参加することができる。

roomでのおしゃべりは、リアルタイムで話す魅力。イメージは「ラジオが流れている。そのラジオに自分も参加して話すことができる、自分もまた、思い立ったらすぐにラジオの発信者になれる」。
知り合いがモデレーターなら、気楽に挙手をして、おしゃべりに参加できます。もちろん、モデレーターが知り合いでなくても、質問が募られたら挙手しても可。その議論にすぐに参加できるんです。

③聞いている側のアイコンも表示されるので誰がそのコンテンツを聞いているかどうかがわかる

roomはモデレーターが許可した人達だけでなく、聞いている人たちのアイコンもそこに表示されます。ラジオやVoicyは、だれが今、一緒に聞いているか?も分かりませんね。でも、Clubhouseは全員が表示されるので、ライブを共有している感があります。
落合陽一さんが定期的に設けているルームでは、リスナー側に知り合いがいたりすると声をかけて会話に飛び入り参加するといった形をとっているようです。ある政治家は、ルームからルームに動くたびに呼ばれて「その日は一晩中ラジオに出演しているようだった」とSNSで語っていました。

④規約上、録音できない音声メディアであるため、気楽に話すことができる

このSNSでの内容は基本的には録音できません。また記録もできません。ここが安心な所でかつラジオ的な面白さがある所でもあります。

TwitterやFacebook Instagramは、5年前のものでも残っています。けれどもクラブハウスは流しっぱなし。そして消えていきます。厳密に言うと、基本的には規約上、room開催中はアプリによって録音されているようです。安全だとら判反社会的勢の判断がなされた後は音声は音声は削除されるようです。

そのライブ間から、zoom飲み会のようにわざわざ時間設定をする必要もないのが、楽な点です。zoomだと、自分の顔や服を画面に映る部分だけでも整える必要があります。けれどクラブハウスは、音声のおしゃべりだけなので、電話のおしゃべりの気楽さが味わえます。

例えば官僚や政治家同士の会話議論を一般の人が聞きながら挙手をして、その議論に参加することもできる。その面白さはクラブハウスならではではないでしょうか。

アメリカではアイクラブハウスにはとてもクラブもあり、Facebookの非公開グループのようなクラブがあります。そのクラブには加入申請すれば承認を受け、ルームに入ることができます。

クラブハウスの不安

アメリカでは爆発的に人気となってすでにかなりトラブルも発生しているようです。有名人のなりすまし、ヘイトスピーチ等もあり、日本では公開のトークルームで下ネタを流していたりする人もいるそう。
また、日本では急激に話題になったためルールや使い方をそれぞれが理解しておらず、「無言でフォローしあうための部屋」などインフルエンサーによる規約違反も現状では行われています。

ClubHouseの招待性

電話番号で紐づけするので、1つのSIMカードで一人しか加入できません。アプリをダウンロード後、招待してくれる人に、自分のiPhone(2月1日はまだアンドロイド版は出ていません)の番号を伝えましょう。招待人数には制限があります。加入したばかりの人が、別の人を招待できるのは、当初は「2人」。利用実績などによって、その招待可能の人数が増えていくようです。

クラブハウスまとめ

数日のうちに日本にも広がったクラブハウス。新感覚の音声SNSです。「井戸端会議」や「部室トーク」を公開でやるイメージ。外出自粛による「寂しさ」を紛らわしたいという社会的背景の中で、急激に広まりまっています。